検診・精密検査の流れ

診察の流れ

呼ばれましたらまず更衣室で検査着に着替えます。下記の順番で行います。

マンモグラフィ撮影→マンモグラフィ読影(結果)→視触診
→乳腺超音波→超音波(結果)→総評と今後の日程
→着がえ→お会計→帰院

  • 注:病理検査が必要な場合は超音波に引き続き行う場合と、後日行う場合もあります。
  • 注:病理の検査結果は検査して約8日後となります。
フローチャート

フロア図

視・触診

乳房の変形、乳頭の病変、乳房部の皮膚異常をチェックします。続いて触診し、乳房内にシコリが触れないかを診ます。腋窩(ワキ)もチェックします。 最後に乳頭からの分泌物の胃常がないかを確認します。

 
マンモグラフィ

左右各々の乳房を固定台の上に載せ、プラスティックの板で挟んで撮るレントゲン検査です。左右各々を上下からと左右やや斜からの2方向ずつ撮影します。(計4枚)
生理前の時期は挟むときの痛みが強くなりますのでできれば生理が終わった頃が一番痛みが少なくてすみます。
ただ、撮影結果はいつ撮っても影響に差はありません。なお、妊娠中や授乳中または豊胸手術後の場合は普通検査は致しません。
被曝の事を気にされる方がいらっしゃいますが、マンモグラフィの場合は両側2方向撮影で3mGy(ミリグレイ)という微量の放射線量です。これはアメリカ に航空機で行くときに上空で浴びる自然の放射線量に近い量ですので数回の撮影を繰り返してもほとんど身体への影響は考えなくてもよいような状況です。現実 マンモグラフィの撮りすぎで障害が出た報告例はありません。


マンモグラフィ(右乳がん 1.5cm)

マンモグラフィ(大きな左乳がん)
超音波(エコー)

探触子(プローブ)から皮膚越しに乳房部に超音波(9~12MHz)を当て、その超音波のはね返りを感知して画像に映し変える装置です。超音波ですので身 体には全く無害です。何度繰り返しても問題ありません。乳房部の部分的な小さな病変の描出に優れています。特に腫瘤性病変の性状を診る上で欠かせません。
マンモグラフィでは映らない小さな嚢疱(のうほう)病変も容易に映し出せます。また、超音波ガイドで病理検査をしたり、処置・治療を行う場合に大変威力を発揮します。


乳腺超音波(乳がんの腫瘤像)

乳腺超音波(2cm浸潤癌)
病理検査(当院で実施できる病理検査です)
  1. 穿刺細胞診(FNAC)
    超音波ガイド下に細くて長い針を病変部に刺し内容を吸引して細胞を後で顕微鏡で見て悪性の細胞の有無を判断します。
    無麻酔で行いますがリスクの少ない簡便な病理検査です。
    但し、組織検査ではありませんので病理組織は判明しません。嚢胞病変や腋窩のリンパ節転移の術前チェックに有用です。
  2. 針生検(CNB)
    局所麻酔をした上で、太めの二重針(14~18G)で病巣の一部を切り取ってきます。
    これも固定して薄く切って顕微鏡でみます。これは組織生検といい、組織病名が判明します。したがって、癌の種類や良性でも何の病気かまでわかります。
    また、乳がんであった場合はホルモン治療や分子標的治療が効くタイプか効かないタイプなども手術前でも判定できるので術前の化学療法や分子標的治療を行うか否かの有力な情報源として重要です。
  3. 吸引式乳房生検装置 (VAB) 通称:バコラ
    最新式の組織生検装置です。
    針生検の針と同じ太さかそれ以上の太さの針を使用します。
    やはり超音波下で行います。勿論、局所麻酔をいたします。針生検と違って針をいちいち抜かなくても何回でも採取できることと採れる方向を針の位置を動かさなくても360度自在に採り直せることが利点です。

注:病理検査はどの検査でも検査してから結果が出るまでに1週間前後かかります。

結果説明

マンモグラフィと超音波検査については当日直ちに結果説明いたします。

  1. 問題のない結果であった方は65歳までであれば1年後の検査をお勧めしています。65歳以上の方には2年後をお勧めしております。
  2. カテゴリー3以上(グレイゾーン)の方はその方の状況に応じて適切な期間内での経過観察のための再検査予定時期をお伝えします。
  3. 病理検査になった方は良性であれば次の検査予定をおしらせします。
  4. 乳がんが判明した場合は、その乳がんのタイプや状況に応じて紹介先の病院だけでなく、その方に適切と思われる乳腺専門医を選び、そのドクターの外来日の予約を取るまでお手伝いし、紹介状と病理結果のコピーをお渡しいたします。
    (後日当院で保管している献体のプレパラートもお貸しできます。)
手術及び内分泌療法等のアドバイス

乳癌の治療法

内分泌療法

原則、乳がん術後の方で内分泌療法に適応のある方は当院でも可能です。
閉経前の方は、注射療法(LH-RHアナログ)の方は4週間に1度の注射を2~3年間続けます。抗エストロゲン剤の内服の場合は5年間続けます。
閉経後の乳がん術後の場合はその適応があればアロマターゼ阻害剤を5年間内服します。

乳癌術後定期検査

当院でも行っています。
年に一度のマンモグラフィ、乳腺超音波血液検査〔腫瘍マーカー等〕です。

◆術後乳癌患者のリスクカテゴリー   St. Gallen 2009より

当院で行っていない検査や治療

  1. 手術治療(ご紹介先病院で入院手術):1週間以内の入院のことが多い
  2. 化学療法〔抗がん剤〕:手術依頼した病院で行う。原則通院治療
  3. 分子標的治療:これも手術依頼した病院で行う。原則通院治療
  4. 放射線治療:当クリニックに近い特定の病院にご紹介
  5. CT検査、MRI検査、骨シンチ:災害医療センター放射線科へ依頼
  6. 乳管内視鏡:特定の専門医に検査依頼しております。
  7. ステレオマンモトーム検査:これも特定の専門医に依頼しております。
  8. 骨密度:(閉経後で内分泌物療法の方が年に一度検査の対象となる。)
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乳腺専門クリニック ブレストクリニック立川

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